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遺言書の書き方から作成方法まで相続・遺産分割問題を解決するための相談、手続きサポート

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遺言書を書く前に知っておきたいこと

いざというとき、あわてないために

遺言書を書く前に、考えること

 遺言には財産や権利、身分に関する重要事項を含みますので、その記載には十分な構想を練り、慎重に事を運ばなければなりません。まずは保有する権利や財産の状態を把握し、誰と誰が相続し、どういう問題が生じることになるのかという認識から始まり、相続人名簿や財産目録を作成する必要も生じてきます。また、内容を秘密にしておきたいと思えば、その管理にも十分な注意が必要です。

 さらに、遺言によって権利関係が左右される相続人の立場にも、よく気を配っておきましょう。決定はもめごとを解消する手段にはなりえても、遺言の内容が生前の意思とかけ離れていたり、一部の相続人にあまりにも不利な内容であったりすると、相続が開始したときに新たな紛争が発生し、分割手続きがすんなりといかなくなる恐れがあります。生前から相続人ともコミュニケーションを密にして、各自の立場や意向を聞いておくのもよいでしょう。

「自分史」のすすめ

 昨今、にわかにブームとなっている「自分史」。一度しかない大切な人生のさまざまな思い出を記録に残しておきませんか。

 嬉しかったこと、楽しかったこと、これまでの人生を振り返り、思い出に耽ったりしながら、同じ時代を共有し思い出を分かち合った家族・友人、お世話になった方々に対して今のうちに残しておきたいメッセージなど熱い思いを書き留めておくことは大いに意義あることです。特にあらたまる必要はありません。ごく普通のノートで結構ですので、思いつくまま気軽に書き出してみましょう。

 もちろん、パソコンに保存しておくだけでも一向に構いません。自分の誕生にまつわる話から命名の由来、幼少時の思い出や聞いた話、学校での友人・先生、好きな教科や学校行事の思い出、さらには就職、結婚、出産、旅行や仕事上の名誉、などなど・・・。さらに大事な人やご家族、友人、その時々に関わり世話になった人などもそれぞれの特徴やエピソードなど、忘れないうちに書き出しておきましょう。思いつくままに記憶を記録として残しておくことは時の経つのを忘れるくらい、楽しいものです。

無料で利用できる「自分史」作成シート
気軽に人生を振り返ってみる自分史作成コーナーです。PDFファイルをプリントしてご自由にお使いください。書き込みながらさまざまな思い出にひたるのは楽しいものです。
  「自分史」作成シート (135KB)PDFファイル

PDFファイルを表示できる環境にない方はこちらからアドビリーダー(アドビ社が無償提供するソフトウェア)をダウンロードする必要があります。

相続問題を解決する遺言

 「自分史」はあくまでも日記のような個人的な記録であり、法律上何らの効力を有しませんが、財産の処分その他の法律上の関係については遺言書を書いておくことで解決できます。一口に遺言といってもその効果や遺言の種類などある程度のことは理解したうえで、自分の意思をしっかりと整理して臨みましょう。その際に確認しておくことは概ね以下のものがあります。

本来の相続人は誰?
まず、誰が相続するのか戸籍謄本を取り寄せながら確定していきます。それぞれの本籍をたどりながらまた次の謄本を取り寄せたり、想像以上に大変な作業です。
誰がどのくらい相続する?
本来の相続分(法定相続分)を知ることで対策の立て方の参考資料になります。また、遺留分の存在は遺言による計画を狂わせることがありますので十分な注意が必要です。
どこまでが相続財産
所有する財産を書き出し価格を調べておき、財産リストを作成しておきましょう。財産の全体像を把握することが遺言や遺産分割問題の基本となります。証書として登記簿謄本、評価証明書を取り寄せておけば内容にも信憑性が出てきます。また、預貯金口座や証書の管理もしっかりとしておきましょう。
相続税は発生する?
相続税についての理解を深めておき、納税資金を確保したり生前贈与などの節税対策を講じておくこともあとのことを考えると有効です。

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